お墓のこれから

費用

墓じまい、結局いくらかかる?

「墓石の撤去」「新しい供養先」「行政手続き・供養」の3つに分けて考えると整理しやすくなります。ここでは複数の事業者・専門メディアが公開している価格情報をもとに、一般的な目安をまとめています。

最終更新:2026年8月21日お墓のこれから運営者

記事情報・編集方針を見る

公開日:2026年8月15日

執筆・編集:お墓のこれから運営者(自治体・公的機関の公開情報を確認して作成)

専門家監修:行っていません

情報源の確認方法と編集方針この記事の参考資料

① 総額の考え方

墓じまいの総額は、「墓石の撤去費用」「改葬先の費用」「行政手続き・供養にかかる費用」の合計です。総額の目安として50万〜130万円程度という情報が多く見られますが、改葬先の種類や墓地の条件によっては30万円台から300万円を超えるケースまで幅があります。内訳を分けて考えることで、自分の場合はどこにお金がかかりそうか見えてきます。

② 墓石の解体・撤去費用

1㎡あたり10万〜15万円程度が目安です。区画が広いほど、また墓地までの搬入経路が狭い・重機が入れない場合は、追加費用がかかり割高になる傾向があります。

墓地の面積撤去費用の目安
1㎡未満10万〜20万円
1㎡以上2㎡未満10万〜40万円
2㎡以上3㎡未満20万〜60万円
3㎡以上30万円〜(要見積もり)

重機が入れない山間部や、階段・狭い通路を通す必要がある場合は、人力作業の割合が増えるため、表の目安より高くなることがあります。

回答内容から、検討段階・墓石撤去費用の参考範囲・確認したい次の一歩を約2分で整理します。

墓地の広さと立地から、撤去費用の参考範囲を確認する

③ 新しい供養先の費用

永代供養・樹木葬・納骨堂・海洋散骨・手元供養と、選ぶ方法によって費用は大きく変わります。合祀タイプや合同・委託タイプは比較的費用を抑えやすく、個別のスペースを長く確保するタイプほど高くなる傾向があります。

供養方法費用の目安
永代供養5万〜150万円程度(合祀は安め、個別墓石ありは高め)
樹木葬5万〜100万円程度
納骨堂20万〜150万円程度(平均は80万円前後という情報あり)
海洋散骨委託5万〜10万円/合同10万〜20万円/個別30万円前後
手元供養数千円〜数万円程度(骨壺・アクセサリー等により幅が大きい)

④ 行政手続き・供養にかかる費用

  • 改葬許可証の交付手数料:自治体によって異なり、無料の自治体もあります。証明書の発行手数料、郵送費、窓口までの交通費が別途かかる場合もあるため、申請先の自治体と墓地管理者に確認してください。
  • 閉眼供養(魂抜き)のお布施:3万〜10万円程度が目安です。金額に一律の決まりはないため、墓地管理者や寺院へ事前に確認してください。
  • 離檀料:寺院墓地で檀家をやめる際に、お布施として包むことがあります。法律で一律に定められた費用ではなく、契約や個別の事情によって扱いが異なる場合があるため、金額と請求内容を確認してください。
  • 遺骨の搬送費:自分で運ぶ場合は基本的にかかりませんが、業者に依頼する場合は距離や柱数に応じて別途費用がかかります。

⑤ 条件別モデルケース

②〜④の目安を組み合わせた、条件別の合計イメージです。表示総額は内訳の端数を丸めた参考例で、単純合計と数万円異なる場合があります。実際の金額を保証するものではなく、内訳を考えるための例としてご覧ください。

モデルケース1:シンプルな条件

墓地1㎡未満・重機の搬入可・遺骨1柱・永代供養(合祀)を選ぶ場合

  • 墓石の解体・撤去10万〜20万円
  • 永代供養(合祀)5万〜20万円
  • 改葬許可の手数料・閉眼供養3万〜10万円

合計目安:20万〜50万円程度

モデルケース2:標準的な条件

墓地1〜2㎡・重機の搬入可・遺骨2〜3柱・樹木葬(個別区画)を選ぶ場合

  • 墓石の解体・撤去10万〜40万円
  • 樹木葬(個別区画)30万〜80万円
  • 改葬許可の手数料・閉眼供養5万〜25万円

合計目安:50万〜140万円程度

モデルケース3:条件が重なるケース

墓地2〜3㎡・山間部で重機が入れない・遺骨5柱以上・寺院墓地(離檀あり)で納骨堂を選ぶ場合

  • 墓石の解体・撤去(搬入経路の追加費用込み)30万〜80万円
  • 納骨堂50万〜150万円
  • 離檀料・閉眼供養・改葬許可の手数料10万〜35万円

合計目安:100万〜250万円程度

⑥ 追加費用が発生しやすい条件

  • 墓地が広いほど、撤去費用は高くなりやすい
  • 搬入経路が狭い・山の中にあると、追加費用が発生しやすい
  • 遺骨の数が多いと、新しい供養先の費用もかさみやすい
  • お寺の墓地は、離檀のやり取りや離檀料が別途必要になることがある
  • 墓石以外に外柵・灯篭など付属物が多いと、撤去範囲が広がり費用が増えやすい

⑦ 見積書で確認したい項目

  • 解体費・処分費・運搬費・整地(原状回復)費が内訳として分かれているか
  • 閉眼供養のお布施・離檀料が見積もりに含まれているか、別途かどうか
  • 重機が使えない場合の追加費用の条件と金額
  • 行政手続き(申請書類の作成支援など)の代行費用が含まれるか
  • 支払いのタイミングとキャンセル時の条件

⑧ 費用を抑えるときも削らないほうがよい項目

  • 基礎部分を含めた完全撤去(一部だけ残すと、後で管理者から指摘されることがあります)
  • 整地・原状回復(墓地の返還条件に含まれていることが多く、省略できない場合があります)
  • 契約・宗派・墓地管理者の案内を確認し、必要と合意した供養(実施の有無や方法は一律ではありません)

出典・更新日

改葬手続きの制度は公的資料で確認しています。一方、墓石撤去や供養方法ごとの費用には、全国共通の公的な価格統計が見当たらないため、複数の事業者・専門メディアが公開する情報を見比べ、幅のある目安として掲載しています。当サイト独自の調査や公的統計ではありません。実際の金額は個別の見積もりでご確認ください。

最終確認日:2026年8月21日

回答内容から、検討段階・墓石撤去費用の参考範囲・確認したい次の一歩を約2分で整理します。

墓石撤去費用の参考範囲を診断する